タイヤ交換
タイヤの寿命を延ばすため、定期的なタイヤ交換が必要です。タイヤ交換の目安として、10,000~12,000キロの走行後にはタイヤを適切に交換することをお勧めいたします。そして、車の購入店での定期点検、タイヤの正しい交換を行うことが重要です。
タイヤの摩耗は道路条件、運転習慣と大きな関連があります。また、それぞれのタイヤの使用位置により受ける力も摩耗部位も異なります。そのため、適正な空気圧や適切な位置調整、定期的なタイヤ交換は有効にタイヤの偏摩耗及び疲労度を均一化して、使用寿命を延ばせます。
そして、車両の駆動方式、タイヤパターンやサイズの違い、スペアタイヤの有無により、タイヤの交換方法は異なります。
フロントエンジン、フロント駆動&リア駆動
フロントエンジン、フロント駆動
(Front-engine, Front-wheel drive;FF)




見本タイヤ:NS-20
FFレイアウト
前後のタイヤサイズが一致すること
タイヤに内側、外側の区別がないこと
フロントエンジン、リア駆動
(Front-engine, Front-wheel drive;FR)




見本タイヤ:NS-20
FRレイアウト
前後のタイヤのサイズが一致すること
タイヤに内側、外側の区別がないこと
スペアタイヤがある場合のタイヤ交換方法





見本タイヤ:SP-9
スペアタイヤの規格寸法がその他のタイヤと同じであること。(一般的なスペアタイヤは径が小さく、タイヤ交換には使用できません。タイヤ交換作業の前にスペアタイヤの規格を確認してください。)
前後のタイヤの規格が異なる場合のタイヤ交換方法




見本タイヤ:NS-2R
前後のタイヤの規格が異なる
タイヤに内側、外側の取付区別がないこと
トレッドに方向性があるタイヤ




タイヤのトレッドに取り付け方向が示されていること
前後のタイヤの規格が一致すること
タイヤ交換の基本原則として、車両の駆動システムの違いのほか、新しいタイヤを取り付ける際には毎回その新しいタイヤに回転方向(ROTATION)、内側(INSIDE)、外側(OUTSIDE)の区別があるか注意し、タイヤ側面の表示を絶対に間違わないようにします。間違った場合は、タイヤのグリップ力や、排水性能が低下し、タイヤからノイズが発生する場合もあります。
ROTATION

方向性タイヤの表示
INSIDE

INSIDE
のマークを車両に対し内向きに取り付けます
OUTSIDE

OUTSIDE
のマークを車両に対し外向きに取り付けます